山菜 -健康とのかかわりを科学する- 【山菜と健康】

　虎杖、スカンポ、イタズイコタデ科の多年草で雌雄異株です。山地から人里まで土手や線路ぎわにも良く生育する、強い陽生植物です。地下部の根茎は木質で黄ばみ、地表に広がります。若芽はたけのこ状で酸味があり、生食できます。葉は大型で、互生します。茎は中空で良く枝分かれし、夏多数の白い小花を穂状につけます。
　オオイタドリは東日本に分布し、3mになる大型の多年草で、食用になります。

1. コレステロール低下作用

　脂質合成に影響があり、細胞のコレステロールを低下させます。

2. 抗腫瘍活性

　乳癌の発症や肺癌の転移を抑制するといわれます。

3. シュウ酸

　シュウ酸を含むが、ゆでると減少するので、通常の量であれば体内でカルシウムと結合して結石の原因となる心配は無い。

イタドリは皮をむき、4～5ｃｍ長さにせん切りに、塩もみして水洗いをする。明太子、マヨネーズで和える。