山菜
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アケビのはたらき
特徴
 アケビ科のつる性の落葉藤(木)本です。山野に自生し、5枚の楕円形の小葉を持つ葉は互生し、長柄です。花は淡紅紫色で、春新葉とともに開き短い花穂を作ります。秋に熟した漿(液)果は縦に裂け、甘い果肉と黒色の種子を露出します。3小葉の三つ葉アケビや5葉アケビなどがあります。果実を利用するほか、春に伸びた新芽を柔らかいところで折りとり、茹でておひたしなどにします。
効用
1. 抗腫瘍作用
 トリテルペンとサポニン類を含み、サポニン類はガン細胞に対する細胞毒作用があり、抗腫瘍作用が期待されます。
アケビ
2. 漢方薬
 蔓は、秋に木質化したものを「木通(もくつう)」と呼び、サポニンのアケボシド、ステロール類のスチグマステロール、βーシトステロール、トリテルペノイドのヘデラゲニン、オレアノリック酸、カリウム塩などを含むことが明らかになっています。漢方では消炎、利尿、鎮痛などの目的で処方に用いられています。
料理例
ミツバアケビの切り和え
あけびの芽…ほろ苦さと歯ごたえが楽しめるおいしさ
 
 
木じゃくしに味噌をはりつけて火にかざし、こんがりと焼き付ける。
茹でたミツバアケビと焼き味噌を一緒にして刻む。
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