アシタバはセリ科の多年草で、伊豆七島、房総から紀伊半島の海岸に自生しています。茎葉は厚みがあり、大型の二回羽状複葉です。茎は約1.5mになり、直立し夏に茎頂に多数の白小花を傘状につけます。生育旺盛で葉を摘んでも明日には葉が出ているとの意でこの名があります。 1. 血圧低下作用 　葉や茎には、アンジオテンシン�T変換酵素阻害作用があり、高血圧自然発症ラットにおいて、収縮期血圧を抑制すると報告されています。また、50%エタノール抽出物には動脈を弛緩する成分も見いだされており、これも高血圧の予防に効果があると考えられます。 2. 抗腫瘍作用 　根や茎には、抗腫瘍作用を示すカルコンやクマリン、フラバノンなどが含まれています。 3. 脂質代謝への効果 　アシタバの脂質代謝への影響をラットで検討したところ、血清HDLが増加し、肝臓トリアシルグリセロールが低下することが報告されています。 4. 糖尿病予防効果 　アシタバに豊富に含まれる2種類のカルコン（キサントアンゲロールと4-ハイドロキシデリシン）にはインスリン様の活性があり、自然発症の糖尿病モデルマウスを用いた動物実験において、発症前、あるいは、発症後にこれらを経口投与することにより血糖値が低下することが示されています。   ● 材料（4人分） あしたば…200 ｇ　　塩…少々　　酒…大さじ1 （牛もも肉（薄切り）…200ｇ　　しょうゆ…小さじ1　　 酒…小さじ1）　 にんにく…1かけ　　油…大さじ2 オイスターソース…大さじ1　1/2 砂糖…大さじ1　　酒…大さじ1　　ゴマ油…小さじ1/2 ● 作り方 あしたばは葉を摘みとり、軸は4〜5ｃｍ長さに切り、葉と軸に分けておく。 牛肉は5ｃｍ長さに切り、しょうゆと酒で下味をする。 にんにくは包丁の腹でつぶしておく。オイスターソース、砂糖、酒は合わせておく。 フライパンに油を大さじ1を入れて熱し、塩を加えて油に溶かし明日葉の軸を入れて炒める。軸が色鮮やかになったら葉をくわえて更にいため酒をふり全体を混ぜて一度取り出す。 同じフライパンに残りの油大さじ1を熱してにんにくを入れ、香りが出たら牛肉を加えて炒める。明日葉を戻し入れ、合わせた調味料を加えて全体をよく混ぜ合わせる。最後にゴマ油を加えてひと混ぜする。 Copyright © 2005 JAPAN SPECIAL FOREST PRODUCT PROMOTION ASSOCIATION . All Rights Reserved.