【鹿児島県】 迫田 貴虎

使用しているきのこの種類:乾しいたけ

 

<材料(4人分)>

 

さつまあげ

  さやえんどう

  ミニトマト    

  ラディッシュ   

  セルフイユ

  卵

  塩

  砂糖

  油揚げ

B 砂糖

  みりん・醤油

  かつお節

  水

C 黒酢

  醤油

  みりん

  ゼラチン

 

40g

20g

1個

1個

少々

1個

少々

少々

6枚

30g

30g

2g

300cc

120g

30g

30g

5g

 

お米(事前炊飯)

① 黒酢

  砂糖

  塩

  乾しいたけ

A  砂糖

  薄口醤油

  濃口醤油

  みりん

  切り干し大根

  人参

  たけのこ

    ごぼう

  かまぼこ

 

550g

60cc

15g

少々

16g

15g

15g

15g

15g

8g

40g

40g

30g

30g

 

 

 

<作り方>

いなりの具材

1 乾しいたけと切り干し大根はもどしておく。

  さやえんどうを下茹でする。

  ごぼうは5㎜角にして水につける。

  飾り用のさつまあげを取り置き,残りのさつまあげとかまぼこは5㎜の角切りにする。

2 乾しいたけ1枚を飾り用に1/8にカットする。さやえんどうは斜め切り。たけのこの穂先を飾り用に4枚カットする。残りの乾しいたけ,たけのこ,切り干し大根,にんじんは,5㎜幅の角切りにする。

3 1と2を鍋に入れて,Aと乾しいたけの戻し汁80ccを入れ水気が無くなるまで炒める。

4 ミニトマトとラディッシュをスライスする。

しいたけ風味の炒り卵

1 卵をボウルに割入れ,塩,砂糖,乾しいたけの戻し汁30㏄を合わせて炒り卵を作る。

いなりあげ

1 油揚げの上をめん棒でコロコロして,半分に切る。

2 沸騰したお湯で2分間油抜きをして,冷水で粗熱をとる。

3 水気をとり,鍋に円を描くように並べ,Bを入れ火にかける。

4 沸騰したらキッチンペーパーをおとし,10~15分煮て火をとめる。

5 粗熱がとれたらバットに並べて冷蔵庫へ

黒酢ジュレ

1 鍋にCを入れ,沸騰直前になったら火をとめる。

2 ゼラチンをとかし,冷蔵庫でかためる。

盛り付け

1 ボウルにご飯をうつして,①を混ぜ合わせたものを少しずつ入れ切るように混ぜる。

2 1にいなりの具材を入れ軽く混ぜ合わせて,50gずつのかたまりをつくる。

3 いなりを軽くしぼり,2をつめる。(12個)

4 盛りつけ①乾しいたけとさやえんどう,ミニトマト飾る。(4個)②たけのこと黒酢ジュレ,ラディッシュを飾る。(4個)③さつまあげとしいたけ風味の炒り卵,セルフイユを飾る。3種類のいなりを盛りつけて,完成。

<ポイント>

すもじとは古い宮中の言葉でちらしずしを表します。鹿児島では旬の食材やさつまあげ,かまぼこなどを用い混ぜ寿司として親しまれており,ひな祭りや春先の祝い事に欠かせない季節を感じることのできる一品です。そのさつますもじをいなり寿司に仕立ててました。乾しいたけやたけのこなどの具材を角切りにしたことで食感を楽しめると思います。いなりの油揚げも鹿児島の特徴的な甘辛い味付けにし,鹿児島の特産品である黒酢とさつまあげを使用した酢飯との相性も抜群です。惣菜店などで購入する機会の多いいなり寿司ですが,比較的簡単にいなりの皮から作ることができるので,ぜひご家庭でも試していただきたいと思います。