Japan Special Forest Product Promotion Association

山菜アドバイザー

はじめに

ストレスの多い現代社会の中で、自然や緑に対する人々の関心が益々高まっていますが、その中で、自然と人々をむすびつける「場」としての森林の役割が見直され、またその多方面にわたる諸機能が人々の間で再評価されつつあります。

また、健康食への関心も高まる中で、山菜等が注目され、各方面でその利用や栽培等さまざまな取組もみられ、今後の需要開発・消費の拡大も大いに期待され、山村の有効な資源として山菜等を活用した地域おこしの取り組みも各地で始まっています。

一方、レクリェーション的に行われる山菜採りも増加している中で毒草の誤食や山菜資源の枯渇が危惧される等の問題が発生しています。

このような状況に対処するため、山菜の専門家即ち『山菜アドバイザー』を養成し、山菜活用のリーダーとして、山菜採りを楽しむ一般消費者に対して山菜採りのルール・マナーをはじめ、広く山菜等全般についての知識や様々な利用方法等の提示等を行い、山菜等の関心を高め、山菜等の新たな需要の拡大につなげていきたいと考えています。

山菜アドバイザーとは

『山菜アドバイザー』とは、山菜等に関心のある人々に対し、山菜等に関する知識を付与し、森林・自然と山菜等のかかわりや後世に伝え、残すべき健康に良い食材、食品としての利用などについて指導・助言を行う専門家です。

『山菜アドバイザー』になるには、本会に設けられている山菜アドバイザー研修・登録委員会により研修生として選考された後、養成研修を受講し、『山菜アドバイザー』として登録することが必要です。

山菜アドバイザーになるまで

応募に当たっては、「山菜アドバイザー」研修申し込み書及び推薦状並びに所感文を提出

山菜アドバイザーになりうる対象者(応募資格者) 山菜について一定の知識があると認められ、その所属の長、又は山菜等同好会会長等の推薦を受けた者で山菜に関する所感文を提出できる者。

研修生
募集
応募に当たっては「山菜アドバイザー」研修申し込み書及び推薦状並びに所感文を提出する。

研修生
決定
応募者の中から研修生を決定するため「山菜アドバイザー」研修・登録委員会が所感文等の審査を行い、概ね15名の研修生を決定する。

研修
実施
研修は5日間程度で講義及び実習(野外を含む)を行う。

研修
終了
研修生は、研修修了時に「山菜アドバイザー」登録申請書を提出する。

登録者
決定
「山菜アドバイザー」登録者名簿への掲載について、研修・登録委員会に諮問、決定する。

登録者
発表
「山菜アドバイザー登録証」を交付。

登録 「山菜アドバイザー」登録者名簿を作成し、本会に備え付ける。また、同名簿を林野庁、都道府県担当部局等に送付する。
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