Japan Special Forest Product Promotion Association

生活環境資材用|木炭の新しい使い方

生活環境資材用木炭の新しい使い方

■炊飯用

写真提供:社団法人全国燃料協会

水道水のカルキ(塩素)臭が吸着されて水の質がよくなり、また、水のクラスター(分子集団)を小さくするため、ふっくらおいしく炊き上がります。

炊飯用木炭の使い方

  • 備長炭のような硬い木炭を使用して下さい。
  • 一度他の用途に使用した木炭は使用しないで下さい。
  • 使用前によく水洗いし、10~15分程度煮沸してからご使用下さい。
  • 水洗いの際には、絶対に洗剤などを使用しないで下さい。
  • お米3合(540ml)に対して直径2~3cm、長さ8cm程度、または50g程度を目安にして下さい。
  • 使用回数は30回程度とし、ご使用の都度、水洗い、煮沸を行って下さい。

■飲料水用

写真提供:社団法人全国燃料協会

木炭がカルキ(塩素)臭の原因となる塩素を吸着して減少させ、口当たりがまろやかになります。

飲料水用木炭の使い方

  • 備長炭のような硬い木炭を使用して下さい。
  • 一度他の用途に使用した木炭は使用しないで下さい。
  • 水1リットルに対して直径2~3cm、長さ8cm程度、または50g程度を目安にして下さい。
  • 使用前によく水洗いし、10~15分程度煮沸してからご使用下さい。
  • 水洗いの際には、絶対に洗剤などを使用しないで下さい。
  • 使用回数は30回程度とし、ご使用の都度、水洗い、煮沸を行って下さい。
  • 塩素が吸着され殺菌力が低くなるので、木炭を使用した水はできるだけ早く使い切って下さい。
  • 木炭を入れた水は弱アルカリ性になる場合があります。身体に不調を感じた時は飲用を中止し、医師の指示に従って下さい。

■消臭用

写真提供:社団法人全国燃料協会

木炭には小さい孔がたくさんあり、その表面積は1g当たり200~400平方mにもなります。この孔が臭いのもとを吸着します。

消臭用木炭の使い方

  • ストーブなどの火気・熱源を避けて置いて下さい。
  • 効果がなくなったら水洗い後、陰干しをしてご使用下さい。
  • 使用済みの木炭は、飲料水、風呂、炊飯用などに使用しないで下さい。

■風呂用

写真提供:社団法人全国燃料協会

木炭からミネラルが溶け出して水が弱アルカリ性になるとともに、浴槽の水の汚れを抑えます。

風呂用木炭の使い方

  • 備長炭のような硬い木炭を使用して下さい。
  • 使用前に水洗いをしてからご使用下さい。
  • 浴槽が傷つく場合がありますので、網袋、布袋等に入れてご使用下さい。
  • 金属製浴槽の場合は、木炭が接触すると金属が劣化することもありますのでご注意下さい。
  • 一般家庭の風呂(300リットル)で、1kgを目安にして下さい。
  • 給湯式の場合は湯を入れ始めた時から、風呂釜式の場合は水の時から浴槽に入れてご使用下さい。
  • 繰り返し使用する際は、3~4回を目安によく水洗いして陰干しをして下さい。2ヶ月を目安に取り替えて下さい。
  • 使用済みの木炭は炊飯・飲料水用などに使用しないで下さい。

■寝具用

木炭を使ったマット
写真提供:松喜興産株式会社

木炭を使った枕
写真提供:松喜興産株式会社

木炭を利用した寝具は、湿度を一定に保ち、消臭にも効果があります。

寝具用木炭の使い方

  • ストーブなどの火気・熱源の近くに置かないで下さい。
  • 吸湿性が強いので、湿気の少ないところに保管して下さい。
  • 1ヶ月に3~4回は日光に当て、天日干しをして下さい。
  • 木炭の入った袋や枕ごと、または木炭マットの丸洗いは絶対に避けて下さい。
  • 強い衝撃を与えたり乱暴に扱うと木炭の粉が外部に漏れ、黒く汚れることがあります。
  • 使用済みの木炭は、炊飯、飲料水、風呂用などに使用しないで下さい。

■インテリア用

写真提供:紀州炭素株式会社

写真提供:東京燃料林産株式会社

自然の作り出す炭の造形を楽しみながら、消臭・調湿・空気浄化などの作用が期待できます。

インテリア用木炭の使い方

  • ストーブなどの火気・熱源を避けて置いて下さい。
  • 使用済みの木炭は、飲料水、風呂、炊飯用などに使用しないで下さい。

■室内空気浄化用

高齢者福祉施設のトイレ天井部に施工した木炭パネル
写真提供:日の丸カーボテクノ株式会社

新築建材から出るホルムアルデヒド等の有害物質を吸着し、シックハウス対策として活用できます。

室内空気浄化用木炭の使い方

  • 木炭を使ったパネルやシートなどの製品がありますので、それぞれの使用方法に従って下さい。
  • ストーブなどの火気・熱源を避けて置いて下さい。

■鮮度保持用

対照区(木炭なし)

試験区(木炭シート使用)

野菜や果物が熟成・老化する際に出すエチレンガスを吸着するとともに水分を保持し、鮮度を保ちます。

※モモ(山梨県産白鳳)を収穫後箱詰めの後、密閉し、室温(20~30℃)で保存した場合、木炭入り紙マットを置いた側(試験区)では灰星病、カビ、腐敗のいずれについても顕著な防止効果が認められた。

写真提供:有限会社オールインオール

鮮度保持用木炭の使い方

  • 木炭を微粉末または粒状化したシート、マットに成形した製品が多く使われています。
  • 青果物、果実、花卉で効果が確認されています。
  • 脱臭効果があるので、香りを重視する場合はご注意下さい。
  • ストーブなどの火気・熱源の近くに置かないで下さい。
  • 使用済みの木炭は、炊飯、飲料水、風呂用などに使用しないで下さい。

 

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