ツキヨタケ
ツキヨタケ
発生時期・場所
 主に秋、ブナやカエデ類、シデ類、カバノキ類などの落葉広葉樹の倒木や立ち枯れた木の幹に、多数重なり合って生えるきのこです。   ツキヨタケ
特徴
(1) 中〜大型のきのこ(傘の径5〜15cm)
(2) 柄は太短く、傘の横に付きます(まれに中央)。
(3) 柄とひだの境目のところに少し盛り上がった環(つば)があります。
(4) きのこを裂くと、柄の基部の肉に黒い染みがあります(まれに不明瞭なことがあるので注意)。
(5) 傘は圧着した鱗片状のささくれをもち、初め茶色で、のち紫褐色?暗紫色となり、ろうをひいたような鈍い光沢があります。
(6) 成熟したきのこでは、ひだの部分が暗闇で青白く光ります。
中毒症状
  食後30分くらいしてから激しい嘔吐、下痢、腹痛が起こり、食べた量が多いと症状も重くなります。
注意点
  クサウラベニタケとともに毎年中毒の多いきのこで、しばしばヒラタケ、ムキタケおよびシイタケと間違われています。いずれも木に生え、前2者は形において、またシイタケは色において似ていますが、上記の特徴のうち、特に(3)、(4)、(6)に注意すれば容易に区別できます。
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