クサウラベニタケ
クサウラベニタケ
特徴
  秋、広葉樹林あるいはマツと広葉樹の混交林の地面に生え、しばしば群生するきのこです。
特徴
(1) 傘はねずみ色、あるいは時にやや黄色味を帯び、乾いてくると白っぽく退色し絹状の光沢を表します。
(2) 傘は肉が薄く、一般に壊れやすいです。
(3) 肉は強い粉臭があるが、味は穏やかです(苦味はない)。
(4) ひだは初め白色、成熟するにつれて肌色となり赤味を帯びます。
(5) 柄は白色で、ほぼ上下同大あるいは基部で少し膨らみ、内部は次第に中空となります。
中毒症状
  誤って食べると食後30分?3時間ぐらいしてから、激しい腹痛や嘔吐、下痢などの症状が現れます。
注意点
  ホンシメジ、ハタケシメジ、ウラベニホテイシメジなどの灰色の傘をもった食用きのこと間違いやすいきのこです。ホンシメジやハタケシメジは、ひだが成熟しても赤味を帯びないこと(胞子紋─紙の上などに胞子が落下堆積したもの─は常に白色)で区別できます。
ウラベニホテイシメジとの区別は難しいですが、同種では、一般にきのこが大型で(通常傘の径は10cm以上)、肉質も硬くて弾力があります(とくに柄)。また、傘の色は容易に退色せず、肉(とくに柄の下部)に強い苦味があるなどの特徴をもっています。
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