Japan Special Forest Product Promotion Association

第23回特用林産功労者紹介

平成22年5月24日表彰
(於:於:KKR ホテル東京 東京都千代田区大手町1-4-1)

川底 喜八(74歳) 岩手県二戸郡 作 目 : 木炭
昭和37年に岩手県福岡木炭検 査所職員となり、以来、木炭生産技術指導にたずさわり二戸地域の豊かな広葉樹資源と岩手大量窯の優れた特性を生かし技術指導を行い、岩手県内でもトップレ ベルの木炭生産量を誇る地域づくりに大きく貢献した。また、平成9年度から岩手県林業普及指導協力員として地域林業の振興を図るとともに、木炭の普及啓発 に努めるなど、幅広い活動を展開している。氏の真摯な指導を受けている地域の生産者からの信望も厚く絶大な信頼を得ている。
及川 一男(77歳) 宮城県石巻市 作 目 : 茶炭・きのこ・山菜
先祖から受け継いだ森林 50haのうち25haの人工造林を進め、法正林を目指して保育作業等を行っている。就労当時は山林からの短期収入源として製炭を開始し、燃料革命ととも に需要が減少したため一時休止していたが、故岸本定吉氏から指導を受け、高級茶炭等の製炭を再開し、現在は燃料用と合わせ年間約20トンの生産量があり経 営の主力となっている。また、強度に間伐した林床を利用しての、きのこ栽培や山菜栽培に取り組み、常に地域を牽引するリーダー的存在であり、地域への貢献 は大である。
庄司 總一郎(70歳) 山形県西村山郡 作 目 : なめこ・山菜
50年間に及ぶ長い年月、特用 林産物の生産に従事し、林床栽培について研究し、良質な特用林産物を生産している。現在の主力品目は「ぜんまい」だが、多種類の特用林産物の生産も手がけ ている。さがえ西村山農協の七軒林産部会長を長年務め、生産技術の向上と消費拡大のため生産者の顔が見える販売に尽力し、山形県等が主催する特用林産物研 修会の講師としても活躍、山形県全体の生産技術向上に貢献しておりその功績は顕著である。
守谷 勝助(67歳) 山形県西置賜郡 作 目 : しいたけ
昭和39年から今日まで椎茸栽 培に従事し、その長い経験に基づいた技術は卓越しており町内、置賜地区の椎茸栽培の先駆者である。また、組織活動においても、長年にわたり部会長を務め、 栽培技術の向上と新規植栽者の拡大、各種事業の導入、コストの削減に努め、部会員の所得確保のため積極的に取り組んでいる。こうした長年にわたる熱心な取 組や地域の指導的役割により生産者からの信望も厚く、椎茸生産振興に大きく貢献しておりその功績は顕著である。
森 憲幸(66歳) 茨城県下妻市 作 目 : たけ
昭和52年に茨城県西竹産業連 合会を設立し、平成14年からは会長職に就き、連合会の発展に尽力している。また、会員等に対する竹林の整備技術の指導、竹を活用した工芸品の開発などの 指導を行い、明治神宮宮司から感謝状を贈られるなど伝統工芸品の生産振興や継承に多大な貢献をしている。また、地域住民の相談に的確な助言、技術支援を行 い、地元小中学校の生徒や各地のイベントにおいて竹馬やミニ門松づくりの指導を行うなど、竹製品の普及及び生産振興に大きく寄与している。
鈴木 勲(67歳) 群馬県利根郡 作 目 : きのこ
昭和40年に菌床椎茸栽培に着 手し、機械・施設に工夫を施し品質向上を図ると共に効率的な栽培管理を確立して事業を拡大した。菌床きのこ全般にも先駆的に取り組み天然物に引けをとらな い高品質なひらたけとなめこを生産している。また、地域の公職や農業団体の役員を数多く務め、特に県きのこ振興協議会長として、持ち前の指導力を発揮し、 生産振興と消費拡大活動を積極的に展開し、群馬県きのこ産業の推進役を果たしている功績は極めて大きい。
黒木 工(79歳) 神奈川県相模原市 作 目 : しいたけ
原木による林内ほだ揚での栽培 法を研究し、しいたけの品種はもとより、原木の伐採 から管理、収穫まで一貫した管理のもと独自の栽培工程を築くなど、常に安全で美味しいしいたけ作りに努めた。椎茸生産組合の組合長として販路拡大を推進 し、県指導林家として各方面で積極的に普及・指導を行うとともに、県林業協会の副支部長等を務め、新規参入者など後進の指導、学校教育でのきのこ栽培指導 など、県内におけるしいたけ栽培の技術の発展と消費拡大に多大な貢献をした。
大山 正則(62歳) 新潟県糸魚川市 作 目 : しいたけ・なめこ
昭和41年以来、専業で原木栽 培を行っている。労力の削減や環境への負荷を低減させた、独自の栽培技術は卓越している。また、地元の給食センターや定例市での販売やほだ木を地元産に限 定するなどの取り組みは、地産地消に大きく貢献してきた。さらには、県認定の指導林家やなりわいの匠の資格を活かし、各種の森林林業関連イベントにおい て、講師として活躍してきた。ゼロから原木椎茸栽培を始め、常に改善を図りながら、こだわりを持って原木椎茸栽培に取り組み、地域社会に果たした功績は多 大である。
神谷 菊二(69歳) 石川県輪島市 作 目 : 木炭
15歳から家業の木炭生産に従 事し、18歳で能登地区木炭品評会で石川県知事賞を受賞30歳までに3度にわたり石川県知事賞を受賞。その後は地元の建設業に従事する傍ら冬季のみ木炭を 生産していたが、定年後の平成12年から本格的に生産を再開した。平成16年度には石川県木竹炭品評会で石川県知事賞を、平成15年度以降、林野庁長官賞 を4度受賞。能登の製炭技術を伝承し、技術向上に向けた研究心が旺盛で指導力もあり、木炭生産振興に寄与した功績は多大である。
久保 藤士継(71歳) 福井県大野市 作 目 : 特用林産物全般
昭和30年に林業に就いて以 来、長年おうれんの生産に専業従事し、生産者の模範となるとともに信頼も厚く、効率的な栽培法を実践・普及し特用林産物の振興に大きく貢献した。また、山 への愛情も深く、荒れた山林へのクルミの植栽、猛禽類の生息域の把握、キハダ幼木の枯死原因の調査など、その活動は幅広く知識も豊富で人望も厚い。また、 温厚かつ清廉な人柄で、何事にも責任感をもって丁寧に取り組む姿勢は出荷先業者や地域住民に信頼され、若手後継者の見本となるところである。
柏木 清次(62歳) 山梨県甲州市 作 目 : しいたけ
しいたけ生産に従事し、平成 14年より3年連続で県特用林産物品評会の最優秀賞を受賞しており、その品質が高く評価されている。また、人柄は誠実であるばかりでなく新規参入者への技 術指導にも献身的に務め、地域の椎茸生産者の模範となっている。また、地元農産物の生産・普及による地域振興に貢献しており、その姿勢は他の模範となって いる。一方で、峡東地区特用林産協会の副会長、会長を歴任し、同協会の活動を牽引しており、地域の特用林産物生産の振興に多大に貢献している。
福原 孝平(79歳) 長野県下水内郡 作 目 : 山菜
豪雪地帯に位置する秋山郷にお いて、地域の特産品であった山菜を活用した地場産業おこしに取組み、仲間とともに山菜組合を設立した。また、山採り中心であった生産から、試行錯誤を重ね ながら栽培技術を確立し、確実な生産体制を整えていった。また、加工所の設立や品種の拡大に積極的に取り組み常に組合の中心で指導力を発揮し地域住民から 厚い人望を集めており、組合長として指導力を発揮しながら地域経済の活性化を推進している。
竹澤 弘(57歳) 静岡県静岡市 作 目 : わさび
清水わさび生産者組合組合長と して、組合組織の強化発展に尽力し、優良品種の普及消費拡大の推進など、わさび産業の発展、経営の安定に大きく貢献してきた。5代続くわさび農家の後継者 として、自らの手でわさび田を増築し、地域の環境を守りながら、約40年間日々わさび栽培に従事してきたことは、山間地域の産業振興、地域の保持発展にも 大きく貢献するものであり、若手後継者の見本となるものである。また温厚かつ誠実な人柄で、わさび関係団体以外にも地域の発展に果たしてきた役割も大であ る。
三枝 廣次(63歳) 静岡県伊豆市 作 目 : しいたけ
45年の豊富な原木椎茸栽培歴 を持ち、地域の中心的な人物である。全国の品評会では農林大臣賞を受賞しており、その優れた生産技術及び共同出荷や栽培施設の整備による経営の安定化は高 い評価を受けている。また、地域の椎茸生産者関係団体の役員や県椎茸産業振興協議会理事を務め、他の生産者への技術指導、後継者の育成にも力を入れるなど 椎茸産業の発展に貢献し、地域の椎茸生産者の規範となっている。
筒井 敏夫(81歳) 愛知県豊田市 作 目 : 木炭
昭和18年より木炭生産に従 事。より良質の黒炭を求めて、地域にあった築窯法の改良操作方法の改善を進めてきた。氏の卓越した技術は、県内の他の生産者の模範となっている。現在は地 域の民族資料館に勤務し、炭焼きの実演を行うと同時に後進を指導し、同施設で販売される黒炭の質は向上し、人気が高まった。温厚・誠実な性格と卓越した技 術力・指導力は、特用林産物の生産振興のみならず、地域の活性化にも大きく貢献している。
松原 範幸(54歳) 愛知県大府市 作 目 : しいたけ
昭和51年に家業の養鶏業と原 木椎茸栽培を継ぎ、地域では希だった菌床栽培を手掛け平成2年から鶏舎を改造した栽培舎で試行錯誤を繰り返し専業となった。地域の生産者で組織する知多き のこ振興会の会長を務めるほか、県域組織の要職を歴任するとともに、平成9年には県の指導林家に認定されている。安心・安全な商品を提供するため、消費者 の生の声が聞ける試食会を開催するなど、地域の椎茸産業の振興に大きく貢献している。
熊谷 健(74歳) 京都府福知山市 作 目 : くり
京都府三和町農業協同組合くり 部会会長として地域の生産者の先頭に立ち、接木による苗木の育成や低樹高仕立てのせん定技術の向上等、効果的な栽培管理方法を推進してきた。福知山地方丹 波くり振興会長としても京都府丹波くり品評会の開催に参画し「丹波くり」のすばらしさを全国に発信している。品評会では、福知山地方丹波くり振興会から毎 年上位入賞者が輩出され、質的にも優秀な「丹波くり」生産に尽力し地元の貴重な特用林産物である「丹波くり」を農林複合経営の中核に、独自の経営手法を確 立している。
岡原 重一(63歳) 兵庫県西脇市 作 目 : しいたけ
昭和50年より原木による椎茸 栽培を開始し、以後毎年安定した生産実績(量的確保)があり、兵庫県きのこ祭品評会(生しいたけの部)で農林水産大臣賞等を受賞するなど品質面でもその優 秀さが証明されている。また、各地での生産技術講習会などで習得した知識に加え、経営・技術の情報など収集に常に努め、非常に高いレベルでの知識と技術の 持ち主であり、温厚で責任感も強いことから、長年にわたり地域林業の中核的な指導者として活躍している。
岡本 章一(60歳) 奈良県吉野郡 作 目 : きのこ
昭和57年に上湯川きのこ生産 組合を設立し、ナメコ、ブナシメジ、エリンギ、ヒマラヤヒラタケと着実に生産を拡大している。その優れた経営手法から団体として奈良県知事表彰を受賞する など、生産量と栽培品種数は県内でもトップクラスで、顧客からも高い評価を受けている。また、組合は主たる産業がない地域内において大きな雇用の場とな り、後継者育成にも力をいれている。さらに、栽培されたきのこが村を代表する特産品となっており、大きく地域に貢献している。
平井 満(67歳) 和歌山県日高郡 作 目 : わさび
30余年にわたり家業のわさび 生産一筋に尽力。過去の大水害により地域の大半のわさび田が流失する中、最高品種とされる真妻種原産地の生産者として綿々と生産を続け原産地の灯をともし てきた。わさび生産に対する真摯な姿勢と原産地の生産者としての強い思いは関係者を動かし「真妻ワサビ振興協議会」が設立され、地域の人々と共に後継者の 育成と産地復興の事業の先頭に立ち活躍し、その積極的な活動は各種メディアにも数多く取り上げられている。
原 幸男(71歳) 和歌山県日高郡 作 目 : 木炭
50余年という長年にわたり紀 州備長炭の製炭業に従事し、伝統的な技術を忠実に継承その卓越した技術により生産する備長炭は生産者・流通関係者・消費者の誰もが最高の炭であると認める ところであり、和歌山県の無形文化財にも指定されている。優れた技術はもちろん、気さくな人柄から多くの製炭者から慕われ、若手後継者らが日々窯を訪れ指 導を請い、技術の継承に積極的に務めるなど、今日の紀州備長炭振興に多大な貢献をしている。
内山 麓(77歳) 長崎県対馬市 作 目 : しいたけ
40年以上培われた生産技術と 勉強熱心で真面目な性格から、77才の現在でも乾椎茸栽培を実践し、対馬・原木マイスターとして地区内外を問わず積極的な技術の指導を行っており、対馬市 における乾椎茸栽培の活性化、普及啓発効果は非常に大きい。また乾しいたけの品質向上と、低コスト化を図るため、生産の共同化、集約化を目指して久根しい たけ生産協業体を設立するなど、永年にわたって地域の特用林産振興に大きく貢献している。
野ロ ー敏(77歳) 熊本県上益城郡 作 目 : たけのこ・竹炭・竹酢液
戦後農林業の傍らたけのこ生産 を始め、地域リーダーとして竹林の園地化等生産技術の普及に尽力した。その後、竹産業が衰退する中、里山を再生し、竹炭・竹酢液の生産に取組み、現在まで 生産を続けている。平成13年には「御船町竹振興会」を設立し会長として地域の竹産業の復興に尽力し、竹の利活用について普及啓発に努めている。平成19 年には町の「御船町バイオマスタウン構想」策定検討委員に委嘱され、竹資源の振興に貫献している。
佐藤 智信(80歳) 大分県玖珠郡 作 目 : しいたけ
56年の永きにわたり椎茸生産 に尽力して、高度な知識と技術は大分県内の生産者の模範的存在である。温厚な性格で地域住民からの信望も厚く、大分県椎茸農協の理事等数多くの役職を歴任 しながら生産指導も行い、生産者との連携強化に努めた。さらに椎茸農協の機構改革にも取り組んだ。また、椎茸の安定経営や生産指導等の功績を認められ大分 県農業賞(優秀賞)を受賞するなど、地域のみならず大分県椎茸産業発展に果たす功績は大きい。
堀之内 豊明(67歳) 鹿児島県薩摩川内市 作 目 : 竹工芸
42年間の長きにわたり多くの 銘作品を世に送り出し、第6回京都竹工芸展では最高賞を受賞した。技術指導を行い需要拡大や後継者育成にも努力している。一般県民へも指導を続け、なかで も鹿児島市竹産業振興センターでのマイスター養成講座は人気が高い。県外や国外での実演指導も多く、平成10年アメリカ・シアトルの桜祭りでの竹製品製作 実演では高評価を受けた。鹿児島県竹産業振興会連合会では積極的に報道機関や会報で竹製品の良さをアピールし、竹ファンの増加に尽力してきた。
今西 芳文(50歳) 鹿児島県鹿児島市 作 目 : たけのこ
モウソウチク皮付の高品質たけ のこ加工技術の研究開発など、たけのこの生産と加工方法の改良による品質向上には常に積極的に取り組みを続け、農山村地域の振興と業界の発展に力を傾注し てきた。研修会等にも積極的に参加し、生産技術に関する資料提供を行う等、たけのこ生産農家の意欲高揚に努めた。メディアの取材に協力し、開発の成果を県 内外の物産展で披露する等、今後とも鹿児島県産たけのこの地位向上に尽力すると共に、業界のリーダーとしての活躍が期待される。

 

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